水フィルター掃除機

どの方式においても、掃除機の中には「フィルター」というものが存在しています。
これは、一度吸い上げたゴミを分離したり、再び排気されないようにしたりする、掃除機の構造上不可欠な部品です。
一般的に、フィルターには非常に目の細かいペーパーなどが使われることが多いのですが、中には全く異なる発想の商品もあります。
それは「水フィルター」です。

水フィルターを搭載した掃除機は、そのまま水をフィルターにしています。
構造を解説すると、掃除機内に水を溜め、吸引したゴミを含んだ空気をその水中へと移動させ、そこで空気を微細な泡にして空気中のゴミを水に付着させるという方式になっています。
つまり、「空気を水で洗う」という発想で生まれた商品です。

発想自体は非常に素晴らしく、なかなか面白い商品ではありますが、その一方でかなり多くの欠陥が指摘されている掃除機でもあります。
まず、水でのゴミ除去率は必ずしも高くはないという点があります。
そのため、別にフィルターを用意している掃除機も多く、結果的には水を利用する意味があまりない商品もあります。

また、水を使用することで紙パックなどを利用しなくて済むというおすすめポイントが謳われていますが、水自体有料のものですし、洗浄を行う必要があるので、水を使うことで結果的にコストダウンにつながるとは限らないという点もあります。
さらに、一番厄介なのがカビです。
水を常に入れておき、かつそこで汚れを洗うという仕組みから、長らく放置しておくと悪臭の温床となる可能性もあります。
せっかくの掃除機が、悪臭の原因となってしまっては元も子もありません。

水フィルター掃除機は、まだ現在進行形の技術です。
変わった商品が好きな人にはおすすめできますが、完璧な掃除を望む人はもうしばらく購入を待っておいた方が良いでしょう。

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